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花粉症・アレルギー性鼻炎

Hay fever, allergic rhinitis

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アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎を起こす疾患群で、花粉によって引き起こされるアレルギー症状を呈してきます。花粉症の原因にはこれからの季節での主原因となるスギ・ヒノキ以外に、カモガヤ、セイタカアワダチソウ、ヨモギ、ブタクサ、その他イネ科の植物などがあり、アレルギー性鼻炎・喘息(アレルギー性気管支炎・咳喘息《CVA = Cough Variant Asthma》と言われる疾患群)やジンマシンには、ハウスダスト、ダニ、カビ、動物(犬・猫、ハムスターなど)の毛(フケ)など多くの原因があります。花粉症ではくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状、また、眼のかゆみ、流涙などのアレルギー性結膜炎の症状がみられます。我が国で最も多いのは、地域差はありますが、春先にみられるスギ花粉症といわれています。花粉症にはその原因となる花粉によって季節性がありますが、アレルギー性鼻炎となると例えばハウスダストなどが原因であれば1年中みられることもあります。喘息も同様ですが、喘息の場合は気温の変化でも発症することがあります。

花粉症・アレルギー性鼻炎の治療法

治療法を大きく分けると、症状を軽減する薬物療法と根本的に治す根治療法の二つがあります。根治療法と言ってもその効果には個人差があります。スギ花粉症における減感作療法では軽症、無症状におさまった患者さんがたくさんおられ、その高い効果が認められています。

花粉症・アレルギー性鼻炎の予防

予防法には花粉の曝露を防ぐ方法と、薬物による方法があります。薬物による予防法は基本的に治療法と同じで、初期療法として花粉症の季節の前から予防的に服用を始めるとより効果的です。また、スギ花粉症などでおこなわれている花粉飛散開始予測日を含めた花粉速報や飛散状況が参考になります。花粉の曝露を防ぐにはマスク、メガネ、衣類および、洗顔その他があります。

花粉の種類

スギをはじめとする風によって花粉を運ぶ植物(風媒花)は虫などが運ぶ植物(虫媒花)よりも多量の花粉をつくり、花粉が遠くまで運ばれるので花粉症の原因となりやすいと考えられています。原因となる花粉の種類は多く、日本ではこれまでおよそ60種類が報告されています。

花粉症を引き起こす植物の主な種類(一部)

和光耳鼻咽喉科

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